医療法人 天声会 おおもと病院

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過去の健康教室―Health class―

第35回 『自分を守る乳がんの早期発見・治療』~看護師からのメッセージ~

  

2018.3.22(木)18:30~

『自分を守る乳がんの早期発見・治療』~看護師からのメッセージ~と題しまして、講師:乳がん看護認定看護師:大久保茂美総看護師長、がん看護専門看護師:森川華恵看護師が講演しました。

「乳がんは女性の臓器別罹患率第一位の疾患で、11人に1人が乳がんと診断されます。 日本での乳がん検診受診率は諸外国に比べ低く、なかなか受診率が上がらないのが現状です。乳がん検診では主に問診、視触診、マンモグラフィ(乳房X線検査)、乳房超音波検査等を行うことになります。 乳がんは自分で見つけることができる数少ないがんの一つです。自己検診を定期的に行うことによって早期発見が可能となります。定期的に自己検診を行ったうえで、さらに乳がん検診を受診し、少しでも異常を感じた際には乳腺外科を受診することが望ましいです。 早期発見・治療のメリットとして、身体的・精神的ダメージが比較的少ないことや、治療期間の短縮、経済的負担の軽減、社会復帰が比較的早くなることが挙げられます。早期に治療を始めることで、乳房の切除範囲が少なくなることや、リンパ節切除が不要または少なくなる可能性も出てきます。 おおもと病院では乳がん患者会を定期的に開催しています。年1回開催されるおおもと会は患者さんたちが主催して行われている会で、医師や看護師も参加しています。手術して間もない方から手術してから数年経っている方まで幅広く参加されることが特徴です。また、主に看護師が企画して病院内で行っているおおもとピンクリボンの会は、病院で行うことで入院中の患者さんや現在治療を受けている患者さんも参加しやすく、患者さん同士で経験したことや悩みを話す交流の場になっています。 乳がんの治療は長期間関わることなので、医療者とコミュニケーションをとってより良い関係を作っていくことも重要になります。一人で悩まずに、まずは相談することが大切です。」と説明しました。

第34回 『伝えたい乳がんのホント』

  

2017.10.12(木)18:30~

『伝えたい乳がんのホント』と題しまして、講師:村上茂樹副院長が講演しました。

「若き芸能関係の方々が乳がんの診断、治療を受けている報道がなされると、毎日のようにインターネット、TV、活字媒体でその回復・治癒を祈る言葉とともに。偉い専門家の不安を煽るようなコメントが聞こえてきます。確かに女性の平均寿命は87歳と伸びたにもかかわらず47%の女性が生涯でがんと診断され、11人にひとりが乳がんと診断される時代です(国立がん研究センター)。日本では乳がんの発症率が増加しています。しかし、有効な治療法が増えたことにより、生存率も向上しています。
アルコールの多飲、喫煙、肥満は乳がんを発症するリスクを増加させる原因になります。運動は乳がんの発症リスクを減少させます。健康な体重を保つ、活動的に過ごす、食物繊維を含んだ植物や大豆を含んだ食事を食べる、総脂肪(特に飽和脂肪酸)摂取を減らすことが乳がん患者の予後に関与するライフスタイルとして推奨されています。
乳がんは早いうちに見つければ決して怖いことはない病気です。無理のない予防、検診に行く、自己検診として時々入浴時に素手で乳房を洗い、いつもと違いを感じたら診察を受けるようにすることで早期発見につながります。」と説明しました。

第33回 『胃切除後障害とは』~胃切除後患者さんのQOL(生活の質)向上を目指して~

  

  

2017.5.18(木)18:30~

『胃切除後障害とは』~胃切除後患者さんのQOL(生活の質)向上を目指して~と題しまして、講師:磯﨑博司院長が講演しました。

胃切除後障害とは、胃切除に伴う胃容積の減少や消化管の働きを調節する迷走神経の切除、内分泌機能の低下などが複合的に関与して胃の正常機能が失われる様々な病態のことをいいます。手術術式により症状の内容や程度は異なり、個人差があります。
胃切除後障害は大きく器質的障害、機能的障害、栄養・代謝性障害の3つに分類されます。胃切除後によくみられる症状は主に、ダンピング症候群(食べたものが胃にとどまらず、急速に腸まで落下すること)、逆流性食道炎、貧血、食欲不振、骨代謝障害、胆石症などです。胃切除後の食事の5か条として、(1)ゆっくりよく噛み、一回の食事量は少なめにして、こまめに補食をとる、(2)主食、主菜、副菜をバランスよくそろえる、(3)水分は食間にこまめにとる、(4)生活リズムを整える、(5)体重は栄養を把握するバロメーターであることを意識することが大切です。
  おおもと病院では、早期胃がん患者さんの術後QOL向上を目的にして、全国に先駆けてセンチネルノードナビゲーション手術を本格的に臨床応用しました。この手術は、(1)術中、内視鏡で胃癌周囲に色素をうって、リンパ流とセンチネルリンパ節(癌が最初に転移する所)を調べる、(2)センチネルリンパ節に転移がなければ、染色されたリンパ流領域を郭清する、(3)胃切除範囲は小範囲にとどめ、迷走神経、幽門・噴門はできるだけ温存する、という合理的縮小手術です。通常、胃癌の手術は早期胃がんでも幽門側広範囲胃切除(2/3以上)または、胃全摘がおこなわれますが、この手技を使うと幽門側1/2切除、幽門保存胃切除、分節胃切除、胃局所切除などに縮小することができます。
最近、開発された胃切除後の症状・生活状況・QOLを総合的に評価する質問表ペガサス-45(PGSAS-45)を用いて評価すると、センチネルノードナビゲーション手術の術後生活の質は、通常手術より有意に優れていることが証明されました。また、このことは胃がんの専門誌(胃がんperspective. 2017.vol.9 No.1)のラウンドテーブルディスカッション「胃切除後患者のQOL向上を目指して」でも取り上げられました(写真)。

第32回 『私が糖質制限を続ける理由 ~糖質と糖尿病・癌・動脈硬化・認知症との関連について~』

2016.4.28(木)18:30~

『私が糖質制限を続ける理由 ~糖質と糖尿病・癌・動脈硬化・認知症との関連について~』と題しまして講師:髙間雄大医師が講演しました。

「糖質とは、炭水化物に含まれている物質で、タンパク質や脂質に並ぶ三大栄養素の一つと言われています。甘い物だけではなく、米や小麦から作られたものや果物、ビールなどにも多く含まれています。糖質制限食とはこれらの糖質の摂取量を1日約130g以下とする食事療法です。
糖質制限を行う理由として、健康寿命の延長があります。糖質の摂り過ぎは癌、動脈硬化、糖尿病、認知症のリスクを高める要因にも繋がると言われており、様々な研究もされています。特に糖尿病患者は年々増加傾向にあります。これは元来人間の体が糖質を多量に食べるようにできていないことと、昔に比べて食生活が大きく変化したことが関係しています。
  最近では糖質制限食に関して是非を問われていますが、それを断言できる研究結果はまだでていません。おそらく数十年後には、その結果が明らかになるでしょう。」と説明した。

第31回 『皮膚癌、知っていますか?―皮膚癌で死なないために―』

2015.5.21(木)18:30~

『皮膚癌、知っていますか?―皮膚癌で死なないために―』と題しまして講師:岡山済生会総合病院 皮膚科 診療部長 荒川謙三先生が講演されました。

「皮膚は非常に重要な一つの臓器であり、表皮・脂肪・その他毛・汗腺・脂腺・血管など多くの組織からできています。目で見てわかることから、皮膚は内臓の鏡とも言われています。
皮膚癌にはいくつか種類がありますが、悪性度の低いものとして挙げられるのは基底細胞癌や長年日光(紫外線)を浴びたことで生じる日光角化癌です。これらの癌は手術でその病変を摘出してしまえば完全に治癒する病気です。反対に悪性度の高いものは、主な原因として日光角化進行が関係する有棘細胞癌、陰部に生じるため受診が遅れやすいPaget病、ほくろの癌と言われる悪性黒色腫(メラノーマ)が挙げられます。これらはいずれも進行が進めば予後は大変悪くなる癌です。しかし早期に診断され、治療すれば死ぬことはないでしょう。
  皮膚病は内臓とは違い、目で見える癌なので少しでも気になることがあれば早めに皮膚科に行ってください。」と呼びかけた。

第30回 『急増する心臓弁膜症』

2015.2.19(木)18:30~

『急増する心臓弁膜症』と題しまして講師:社会医療法人社団十全会 心臓病センター榊原病院 循環器内科画像解析部長 吉田清先生が講演されました。

「心臓弁膜症とは心臓から全身へ血液を送り出す位置(左心室)にある大動脈弁の開きが悪くなり、血液の流れが妨げられる病気の事です。これを狭窄と呼び、特に60歳を超えた辺りから増え始め、高齢者に多くみられます。狭窄の原因は高齢のほか、高血圧、メタボリックシンドローム、糖尿病なども挙げられます。
狭窄は起こってもすぐに症状がでるわけではなく、長い間全く症状はありません。しかし狭窄が非常に強くなってくると胸の痛みや失神発作、息切れを感じるようになり、突然の死の危険性もあります。
  治療の方法としては、大動脈弁を人工弁に入れ替える手術や、最近ではカテーテルを用いて人工弁を植え込む方法が開発され、日本でも実施されています。病院へ行ってもレントゲン検査では見落とされやすいので、心臓のエコー検査をお勧めします。また、聴診器で心臓の音を聞けばはっきりわかるので、心配な方は病院で医師に相談するとよいでしょう。」と先生がご出演されたテレビ番組の映像も交えつつ呼びかけた。

第29回 『くすり・健康食品の相談は?』

2014.11.20(木)18:30~

『くすり・健康食品の相談は?』と題しまして講師:エムエム薬局 薬剤師 松浦琢磨先生が講演されました。

「一般に飲まれている薬には病院でしか処方されない“医療用医薬品”と薬局で購入できる“OTC医薬品”がある。OTC医薬品とは英語のOver The Counterからきており、対面販売で薬を買うことを意味している。
健康食品にも分類があり、薬事法に基づいて販売されている“医薬品”と健康増進法・食品衛生法に基づいて販売されている“食品”がある。一般的に口にされている健康食品とは後者を指し、特定保健用食品(トクホ)や栄養機能食品もこちらの分類である。特にトクホは有名でその機能も様々である。例えばお腹の調子を整えたり、お通じの改善に役立つオリゴ糖・ヤクルト株を含むもの、歯の健康維持に役立つキシリトールを含むものなどが挙げられる。
  現在では簡単に手に入る健康食品だが、医薬品と健康食品とは全くの別物なので薬のような使い方をせず、医薬品との相互作用にも注意しなければならない。また、過剰な摂取や複数の製品を同時に摂取することも避けなければならない。病気のことはお医者さんに、薬・健康食品のことは薬局に相談しましょう。」と呼びかけた。

第28回 『検査で異常がみつからない…その症状に漢方薬を試してみませんか(おまけに少しだけ遺伝性乳がんについて)』

2014.9.18(木)18:30~

『検査で異常がみつからない…その症状に漢方薬を試してみませんか(おまけに少しだけ遺伝性乳がんについて)』と題しまして講師:村上茂樹副院長が講演しました。

「漢方薬には様々な種類があり、患者さん個人の体質・症状・その時の状況にあったものを判断して処方する。異なった病気に同じ漢方薬を処方することもあれば、同じ病気でも異なった漢方を処方することもあるのが特徴の一つである。こむら返り、腹痛、便秘、むくみ、偏頭痛、夏バテ、二日酔いなど多くの症状に効くとされている。西洋薬とは違い、漢方薬は複数の生薬を組み合わせた多成分系の薬なのでその効き方も一つではなく、消化管で代謝を受けて吸収されるもの、鼻や舌を刺激し神経を介して効くものなど様々である。一般的に長く飲まないと効果がでてこないと思われている漢方薬だが、五種類以内の生薬からできているものについては即効性があるのですぐに症状を抑えたい時にはそれらが効果的である。
 また、漢方薬は安心・安全と思われがちだが、副作用も存在するので自身の症状と体質などを医師にきちんと相談した上で処方してもらう必要がある。」と呼びかけた。

第27回 『胃がん・大腸がんの早期診断と治療』~今、診療現場から伝えたいこと~

2014.6.19(木)18:30~

『胃がん・大腸がんの早期診断と治療』~今、診療現場から伝えたいこと~と題しまして講師:磯﨑博司院長が講演しました。

2014年度WHOの報告では、日本の平均寿命は84歳であり、前年につづき首位を維持している。一方、日本でがんにかかった人は80万人を超え、35年前の約4倍となっており、男性は胃がん、大腸がん、肺がんの順に、女性では乳がん、大腸がん、胃がんの順に多い。このように罹患率の高い胃がんと大腸がんの早期発見と治療について、診療現場から皆様に伝えたいことについて解説した。ここに講演内容の要旨を報告する。

  

講演内容はこちら

第26回 『高齢者の食事 ~美味しい健康食について考えよう~』

2014.2.20(木)18:30~

『高齢者の食事 ~美味しい健康食について考えよう~』と題しまして講師:宮本慶子管理栄養士が講演しました。

「生きる上で大切な食事は一生を通じて変化してくる。乳児期から老年期まで同じ食事内容では健康に暮らしていくことは難しく、その時期にあった食べ方と食事内容を考えていかなくてはならない。特に老年期は噛む力、飲み込む力の衰え、味覚の衰えなど体の機能の低下も影響してくるので、自分に合った食生活を考えていくこと健康づくりの第一歩である。食事をする上で大切なことはバランスを考えることであるが、中でも旬のものや五味(甘味、辛味、酸味、苦味、塩味)、五色(赤、黄、緑、黒、白)を積極的に取り入れ五感をよく使うことは食事を楽しむという点でも効果的である。また、バランスを考えるだけでなく食べる際も、ゆっくりしっかり噛んで食べることが大切である。」と呼びかけた。

第25回 『脂肪肝から肝硬変になる?!「非アルコール性脂肪肝炎(NASH)を知っていますか?」』

2013.11.28(木)18:30~

『脂肪肝から肝硬変になる?!「非アルコール性脂肪肝炎(NASH)を知っていますか?」』と題しまして講師:川崎医科大学 総合内科学2 准教授 川中美和先生が講演されました。

「日本人の肝臓の病気で最も多いのが脂肪肝であり、お酒を飲まない人でも肝硬変や肝臓ガンに進展していくものを非アルコール性脂肪肝炎(Non-alcoholic steatohepatitis=NASH)という。高血圧・糖尿病・肥満などの生活習慣病の人は脂肪肝やNASHになりやすく、男性の場合は30~50歳、女性の場合は50~60歳に多いとされている。このNASHは自覚症状がほとんどない事や、血液検査をしても異常値が出ないなどの特徴があり、発見が遅くなる場合がある為、早期発見のためにも生活習慣病のある人は最低でも年一回の超音波検査をおすすめする。また、NASHの最も効果的な治療は肥満の改善と食事・運動療法であり、これらをきちんと行うことができれば肝機能の改善にもつながる。」と呼びかけた。

第24回 『肺炎あれこれ -いろんな肺炎についてのアドバイス-』

2013.6.20(木)18:30~

『肺炎あれこれ -いろんな肺炎についてのアドバイス-』と題しまして講師:国立病院機構 岡山医療センター 呼吸器科医長 柴山卓夫先生が講演されました。

「肺炎はがん、心臓病、脳卒中に続いて日本人の死亡原因の第4位であり、特に高齢者や慢性の病気を患っている方はかかりやすく治りにくい。風邪と違いウイルスや細菌などの微生物、誤嚥(食べ物や異物を気管内に飲み込んでしまうこと)など様々な原因で起こる。
肺炎は感染する病原微生物や環境によっていくつかの種類に分けられる。肺炎球菌が原因の肺炎はワクチンで予防できるが、その他の肺炎の多くは風邪にかかったあとに起こるので、体調管理や風邪に注意し予防することが大切。特に高齢者の方は肺炎の症状が出にくく気付くのが遅れることがあるので日頃から家族の注意が必要。肺炎は早期発見・早期治療がなにより重要。」と呼びかけた。

第23回 『心臓血管疾患の予防と治療』

2013.3.7(木)18:30~

『心臓血管疾患の予防と治療』と題しまして講師:心臓病センター榊原病院 名誉院長・循環器内科 喜多利正先生が講演されました。

「心臓血管の病気の主な症状として、胸痛、動悸、息切れ、呼吸困難、むくみ、めまいなど。大動脈弁狭窄症、狭心症、心筋梗塞、心房細動などは加齢とともに増加する。
心疾患の危険因子は高血圧、喫煙、糖尿病、脂質異常症、肥満。該当する項目が多いほど発症危険性が増大する。狭心症、心筋梗塞の発作が起こった場合、早く専門病院に行けばカテーテル治療を受けることができる。毎日の食生活を見直し、また禁煙、適度な有酸素運動を取り入れ、心臓にやさしい生活習慣を目指す。定期的に健診を受け危険因子をチェックする事が大切である。」と呼びかけた。

 

第22回 『お尻から診たためになるお話』

写真:お尻から診たためになるお話

2012.11.15(木)18:30~

『お尻から診たためになるお話』と題しまして講師:チクバ外科・胃腸科・肛門科病院 院長 瀧上隆夫先生が講演されました。

「わが国の年間死者数は100万人。そのうち30万人ががんで亡くなっており、大腸がんは20年前の倍。肺がん・胃がんに継ぐ第3位。男女共に60代から徐々に死亡率が急上昇。
大腸ポリープとは粘膜面に突出した隆起性病変のことで、腫瘍と腫瘍以外に分類される。早期がんは腫瘍に含まれ、粘膜内でとどまっているのに対し、進行がんは筋肉まで到達している。もし、お尻から血が出たら、出血のし方、血の色、血の量、便との関係、臭いをチェックして欲しい。肛門からの出血には、痔・がん、または肛門疾患、大腸疾患、その他の消化器疾患などが考えられる。バランスの良い変化のある食生活を心がけ、食べ過ぎ注意、体を清潔に保つことが大切である。症状があれば自己診断せずに専門医を受診しましょう。特にお尻から血が出たら年齢を問わず一度は大腸検査を受けて下さい。」と説明した。

第21回 『胃の健康・胃の病気』

写真:お尻から診たためになるお話

2012.6.14(木)18:30~

『胃の健康・胃の病気』と題しまして
講師 岡島 邦雄 先生が講演されました。

「胃は消化吸収のトップバッターとして働く臓器である。粘液は胃を防御する役割があり、粘膜を保護している。胃炎には急性胃炎と慢性胃炎があり、慢性胃炎はピロリ菌が病原菌であると証明されている。ピロリ菌は5歳までの子供に母親からうつる可能性が高い。最後にわが国の死亡率第1位の癌。塩分の取り過ぎには注意が必要。人体には1日40個の癌細胞が生まれている。ピロリ菌が粘膜を溶かし、塩分が粘膜をはがすことから、ピロリ菌感染者で塩分を多く摂取する人は発癌率が高い。検診は早く!早期発見!それがいちばんの治療法!!」と呼びかけた。

第20回 『食道がん~予防と最新の早期診断と治療~』

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2012.2.23(木)18:30~

『食道がん~予防と最新の早期診断と治療~』と題しまして講師 川崎医科大学附属川崎病院 副院長 猶本良夫先生が講演されました。

「食道がんの男女比は7対1で男性に多く、飲酒および喫煙との関係が指摘されている。近年、ストレスや食生活の欧米化などにより、逆流性食道炎が増加傾向にある。慢性的に続けば食道の正常な粘膜が脱落し、バレット食道になりやすい。バレット食道はがんの危険因子。最近はESDの技術が発展し、患者へのPET-CTが有効。定期的な内視鏡検査を受け、早期発見・早期治療がもっとも大切である。」と呼びかけた。

第19回 『健康食品について』

写真:お尻から診たためになるお話

2010.11.25(木) 18:30~

『健康食品について』と題しまして講師 おおもと病院 理事長 山本泰久が講演しました。

「健康ブームもあり、健康食品に高い注目が集まっている。身近なものでは、お茶、黒糖、炭、ウコン等がある。お茶は美容に良く、黒糖は長寿に良い。炭は発汗や排泄をスムーズにし、ウコンは止血、建胃薬に用いられている。コラーゲンも注目されており、これは肌にとって大切なものだ。骨や軟骨、皮に含まれており、ビタミンCや鉄分と一緒に摂取すると効率よく吸収できる。しかし、これだけを摂っていれば健康になれるという魔法のような食品は存在しない。できるだけ野菜・果物などから栄養をとり、日ごろから、バランスの良い食事と、適度な運動を心がけることが何よりも一番ですよ。」と呼びかけた。

第18回 『ロコモティブシンドローム?』

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2010.3.25(木)18:30~

『ロコモティブシンドローム?』と題しまして講師 岡山労災病院 整形外科 花川志郎先生が講演されました。

「ロコモティブシンドロームとは、運動器の障害のために、要介護になる危険の高い状態であることをいう。加齢などにより足腰が弱くなり、放置しておくと要介護状態が懸念される。これを防ぐためには、筋量を減少させないことが重要である。筋量は20歳代をスタートとすると、40歳代では80%、60歳代では60%、70歳代ではほぼ半分となる。上肢と下肢では、下肢の筋量の減少が大きく、中でも腸腰筋と大腿の前面の筋肉量が減少すると、歩行時の歩幅が小さくなり歩行速度が遅くなる。とりくみやすく、無理のない運動を毎日少しでも行い、筋量の減少を防ぎましょう!!」と、さまざまな体操を実演し、呼びかけた。

第17回 『認知症にならないために!!』

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2009.9.24(木)18:30~

『認知症にならないために!!』と題しまして講師 岡山大学医学部附属病院 本田肇先生が講演されました。

「多くの認知症がものわすれから始まる。臨床的にはアルツハイマー型認知症が過半数を占めている。発症前期は、抑うつ、ものわすれ、初期に記憶障害、失見当識、末期になると人格変化、失外奪症候群などの症状が現れる。確定的な危険因子として、高齢、女性、家族歴がある。その他には、高血圧、高脂血症、肥満、喫煙、アルコール、ストレス、うつなどがある。認知症の予防として、カロリーを制限し、ポリフェノール、野菜、魚を取り入れた食生活を心がけ、適度な運動をするようにしましょう!」と呼びかけた。

第16回 『PET・CTは癌がすべてわかる?!』

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2009.6.25(木)18:30~

『PET・CTは癌がすべてわかる?!』と題しまして講師 医療法人 岡山画像診断センター加地充昌先生が講演されました。

PET検査とは、心臓・脳・腫瘍などの働きを画像としてとらえ、病気の原因や病状を的確に診断する検査。腫瘍の良悪性の鑑別、脳腫瘍、虚血性疾患などがわかる。短時間で全身に癌があるか検査でき、存在診断と同時に進行度診断もできる。また、検査に関して肉体的苦痛もないといった長所がある。しかし、サイズが小さいものや粘膜内に限局しているものは見つかりにくいことや、検査の費用が高額といった短所もある。手遅れにならないよう、癌は早く見つけることが肝心だと呼びかけた。

第15回 『未破裂脳動脈瘤とクモ膜下出血』

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2009.3.19(木)18:30~

『未破裂脳動脈瘤とクモ膜下出血』と題しまして講師 財団法人 操風会 岡山旭東病院 吉岡純二先生が講演されました。

「脳の血管が分かれている動脈の壁に生まれつき弱い部分があると、血流に押された血管が膨らんできて脳動脈瘤となる。未破裂脳動脈瘤は100人に2人は持っているとの報告もある。脳動脈瘤があっても症状はないが、それが破れた場合は脳の表面に出血が広がり、今まで経験した事のないような激しい頭痛が起こる。これをクモ膜下出血という。クモ膜下出血の危険因子は、高血圧・喫煙・大量の飲酒などがある。脳動脈瘤の治療方法は、大きく分けて、開頭手術によるクリッピング法と血管内手術のふたつになる。このような方法を希望しない場合はMRI検査をして、脳動脈瘤の大きさや形の変化を調べる。」他、写真を示しながら解説した。

第14回 『たばこと健康について考えよう』

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2008.11.20(木)18:30~

『たばこと健康について考えよう』と題しまして講師 財団法人 岡山県健康づくり財団附属病院 西井 研治 先生が講演されました。

「わが国のたばこ関連死亡者数は年間10万人を超えている。たばこが原因でなる肺の病気と言うと年間6万人以上が亡くなる肺癌が思い浮かぶ。この他に2万人近くが亡くなる慢性閉塞性肺疾患(COPDと略す)という病気もあり、軽症も含めると、我が国に530万人も存在し、21世紀の国民病とも言われている。たばこは肺癌だけでなく、口腔癌・喉頭癌・食道癌・胃癌などさまざまな癌と関連する。発癌性物質は200種を超え、煙の中に存在する一酸化炭素は心筋梗塞などの発症率を高める。禁煙の効果は、早ければ早いほどよい。」と禁煙を呼びかけた。

第13回 『知っておきたい不整脈:最新の治療』

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2008.6.26(木)18:30~

『知っておきたい不整脈:最新の治療』と題しまして講師 心臓病センター 榊原病院 日名一誠先生が講演されました。

「不整脈には二通りあり、遅い不整脈と速い不整脈がある。遅くなる不整脈の治療法は心臓ペースメーカーである。速くなる不整脈は、最近ではカテーテルアブレーション(心筋焼灼術)という治療法で、たいていの不整脈は根治する。その治療法とは、原因部位を探し、カテーテルを押し当てて焼きつぶす治療法である。成功率は95%で、体に傷を残さず、負担が軽い。薬も中止することができ、2,3日で帰れるためすぐに仕事を始めることができる。

第12回 『高血圧~ピンピンコロリのために~』

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2008.2.28(木)18:30~

『高血圧~ピンピンコロリのために~』と題しまして講師 岩国医療センター 齋藤大治先生が講演されました。

「血圧とは、心臓から拍出された血液が血管を押し広げる力のことをいう。日本人の高血圧患者数は約3,000万人である。高血圧が何故怖いのか?高血圧は動脈が破裂し、脳出血やくも膜下出血を引き起こしたり、動脈硬化を促進させる。また、心臓にも負担をかける。正常な血圧とは、140/90mmHg以下である。しかし、高いからといって急いで血圧を下げてはいけない。ふらふらしたり、元気がなくなったりすることがある。多くの薬は飲み始めて1週間後に効果がでてくる。原則として、1~2ヶ月をかけて目標血圧へ下げるとよい。」他、高血圧について詳しく解説した。

第11回 『子宮がんと子宮がん検診~子宮がんにならぬために~』

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2007.9.20(木)18:30~

『子宮がんと子宮がん検診~子宮がんにならぬために~』と題しまして講師 平野産婦人科 平野隆茂先生が講演されました。

子宮がんは、子宮膣部にできるがん、子宮頸部にできるがん、子宮体部にできるがんとの3種類がある。子宮膣部がん、頸がんは30代から40代に多く、性交歴、分娩回数、不衛生状態などが原因となっている。子宮体がんは50代以後に多く、不妊、出産回数が少ないこと、生活習慣などが原因となっている。がんの症状として、0期・Ⅰ期はほとんど無症状で、Ⅱ期・Ⅲ期になると出血などの症状が現れてくる。0期のがんは100%治癒、Ⅰ期は86%、Ⅱ期は66.6%、Ⅲ期は38.5%で、最近はこれらのデータより上回る成績が多いのだそう。子宮がんは早期発見できれば必ず治る病気と訴え、定期的に必ず子宮がん検診を受けましょうと呼び掛けた。

第10回 『皮膚の病気』

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2007.5.24(木)18:30~

『皮膚の病気』と題しまして講師 岡山大学名誉教授 荒田次郎先生が講演されました。

「アトピー性皮膚炎の多くは、生まれながらに素因《家族や自分に気管支喘息・アレルギー性鼻炎(結膜炎)・アトピー性皮膚炎の既往、もしくはIgE抗体を産生し易い体質》をもっている。また手の湿疹が激しい人は、アトピー性皮膚炎の素因があると考えられる。治療は、要因となる因子の除去・バリア機能を補う・薬物治療等。高齢者に多い皮膚の乾燥は、入浴後、早めの保湿剤使用で予防。年齢を問わず起こるオムツ性皮膚炎には、空気を通す・バリア機能を補う・清潔にする・オムツ交換を頻回に行う。色素性病変である悪性黒色腫の判断基準は、非対象・辺縁が不規則・色調不整・直径が大きい(6㎜以上)等。小児の場合、手足の黒子から悪性黒色腫になる頻度は低い。」他、様々な皮膚の病気について、実際の症例写真を示しながら解説した。

第9回 『生活習慣と肝臓病~ナッシュという病気を知っていますか~』

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2007.2.22(木)18:30~

『生活習慣と肝臓病~ナッシュという病気を知っていますか~』と題しまして講師 川崎医科大学附属川崎病院 副院長、肝臓・消化器病センター長 山田剛太郎先生が講演されました。

「食生活の変化、運動不足、ストレス等により生活習慣病は増加している。過剰飲酒もその要因のひとつ。上手な酒の飲み方とは、適量を知る、ビタミンやミネラルの豊富な食品を摂りながら飲む、休肝日を設ける(48時間以上)こと。
またナッシュとは、飲酒しないにも関わらず脂肪肝→肝硬変が起こる病気で、日本では約100万人の患者がいると言われている。自覚症状及び特殊な肝炎がなく、軽い肝障害、超音波やCT検査で脂肪肝がみられる場合は要注意。特に内臓脂肪型の肥満や糖尿病・高血圧・高脂血症の人に多い。治療は食事・運動療法が基本。症状に応じて薬物療法を行う。BMI値が25以上で肝機能検査を受けたことのない人は、ぜひ一度検診を受けましょう。」と呼びかけた。

第8回 『メタボリックシンドロームと糖尿病~生活習慣を見直そう~』

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2006.10.26(木)18:30~

『メタボリックシンドロームと糖尿病~生活習慣を見直そう~』と題しまして講師 医療法人社団十全会 心臓病センター榊原病院 院長 岡﨑悟先生が講演されました。

「過食や運動不足による内臓脂肪の増加は、高血圧や糖尿病、高脂血症等、メタボリックシンドロームの危険因子である。そして、これは脳卒中や心臓病をひき起こす動脈硬化の要因となる。内臓脂肪の面積>100c㎡ (ウエスト周囲径が男性≧85㎝、女性≧90㎝)で、①中性脂肪が高く善玉コレステロールが低い②血圧が高い③空腹時血糖が高い、この3項目のうち2項目が当てはまれば、メタボリックシンドロームと診断される。大切なのは、まず生活習慣を改善すること。食べ過ぎに注意、運動不足の解消、ストレスを溜めない、禁煙等を心がけましょう。」と呼びかけた。

第7回 『長びく“せき”にご用心!』

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2006.5.25(木)18:30~

『長びく“せき”にご用心!』と題しまして講師 国立病院機構 南岡山医療センター 院長 高橋清先生が講演されました。

「3週間以上続くせき、慢性咳嗽(ガイソウ)に注意。①アレルギーに起因する咳喘息やアトピー性咳嗽②アレルギー性でない副鼻腔気管支症候群等。①は夜間~早朝に乾いたせきが出るのが特徴。咳喘息は気道の過敏性により起こり、喘息と同様の治療が効果的。後に喘息になる可能性がある為、長期管理が必要。アトピー性咳嗽は抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤が効き、ある時期になれば治る。②は起きた後に痰がからんだせきが出るのが特徴。これらの他にも、結核や肺炎、がん、心因性、薬の影響、胃液の逆流による刺激等の要因がある。湿ったせきは痰を出すための反応でもあるが、乾いたせきは治療が必要。 姿勢を正しお腹に力を入れ、上手にせきをしましょう。」と呼びかけた。

第6回 『脳卒中と生活習慣病~首の血管が危ない~』

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2006.2.23(木)18:30~

『脳卒中と生活習慣病~首の血管が危ない~』と題しまして講師 自動車事故対策機構 岡山療護センター センター長 衣笠和孜先生が講演されました。

「脳には神経機能が局在している。短期間に症状(力が入らない等)が消失する場合も、脳卒中の前兆として注意を払わなければならない。そして、脳血管障害の最大の危険因子が高血圧。また、糖尿病や高脂血症、肥満等は脳梗塞発症率を増加させる。脳卒中の症状が出る前に、これらの危険因子を除去すること。脳は、血流が5~10分途絶えると回復しないと言われている。脳の病気は恐ろしい。だからこそ、怖がらずに脳外科を受診してほしい。予防には、適度な食事と1日20分以上の有酸素運動が最善である。」身近な言葉で、脳の機能の重要性と早めの対策を呼びかけた。

第5回 『わかりやすい乳癌のはなし』

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2005.10.17(木)18:30~

『わかりやすい乳癌のはなし』と題しまして講師 村上茂樹が講演しました。

「乳がんは、他のがんに比べて進行が遅いので、初発症状が出る前に触ってみる、鏡で見るなど自己検診や定期検診を行うこと。それでもなってしまったら、治療の3本柱として(1)外科切除(2)化学療法(3)内分泌療法がある。3cm以上は化学療法してから残すor切除。3cm以下の場合は温存療法は可能。治療方針は症状を見ながら相談して決める。キーポイントは3cm!!乳がんの危険因子は、40歳以上・家系・30歳以上の初出産・肥満の人・初潮が早く閉経が遅い人・アルコール・タバコを吸う人。早期発見が大事です」100キロマラソンの話など笑いを入れながら、ホルモン療法・抗がん剤など治療方針に関してわかりやすく説明した。

第4回 『お尻から血が出たら~気後れが手遅れを招く~』

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2005.6.16(木)18:00~

『お尻から血が出たら~気後れが手遅れを招く~』と題しまして講師 チクバ外科胃腸科肛門科病院 院長 瀧上隆夫先生が公演されました。

わが国の年間がん死者数約30万人のうち、肺、胃に次ぎ第3位で、増加している大腸がん。「食生活が欧米化し動物性タンパク質、脂肪の摂取量が増えたのが誘因である。早期に発見すれば治りやすい病気だが、痔と速断し、見過ごしていると危険だ。大腸内視鏡検査は、かつて何時間もかかり苦痛を伴う方法だったが、今では鎮静剤で眠っている間に十分以内で済む。15~20歳の生活習慣が一生の健康をつくるので、バランスの取れた食生活をしよう。お尻を見られるのは恥ずかしいと思われるだろうが、出血があれば年齢を問わず受診してほしい」と呼びかけた。
(山陽新聞 2005.7.2朝刊から)

第3回 『胃の病気 ~あなたの胃は大丈夫ですか?~』

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2005.2.24(木)18:00~

『胃の病気~あなたの胃は大丈夫ですか?~』と題しまして講師 磯﨑博司が公演しました。

「胃は酸性が非常に強く、ストレスを受けることで胃粘膜の保護障害が起き、急性胃炎などの要因になる。食べ過ぎや喫煙による血流の悪化にも注意が必要。ピロリ菌は40~50代に感染が多く、胃炎・潰瘍・がん・悪性リンパ腫など、胃の病気のほとんどに関連している。除菌剤を確実に飲むことで8~9割が除菌でき、潰瘍の再発予防に効果がある。また、ピロリ菌保菌者は胃がんの発生率が高い。胃がんは症状がないことが多く、検診で発見された場合は治癒率が高い。手術は根治性を重視、がんの型に合った効率の良い方法を選択する。」様々な胃の症状や病気・治療法について詳しく解説した。

第2回 『がんで死にたくない!!~食事療法など~』

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2004.9.30(木)19:00~

『がんで死にたくない!!~食事療法など~』と題しまして講師 庄 達夫が公演しました。

「日本人の死亡原因の約30%を占める悪性新生物。がんは1つの遺伝子が傷つけられることにより増殖をはじめるが、医療期間で早期がんととして発見される1cm程度の大きさになるまでには約9年かかる。では、その前に予防するには?がんの発生は、食べ物の影響や喫煙によるものが多い。特に胃や大腸のがんに対しては、食べ物に気をつけることで予防ができる。野菜や果物を多く摂り、塩分や肉類・脂肪類を控える。がんの発生要因は食事や環境など、外因性因子がほとんど。バランスの良い食事と適度な運動を心掛けましょう。」日常生活で行える“がん防止策”を提案した。

第1回 『元気が出るはなし~運動・食事・サプリメントなどなど~』

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2004.6.17(木)19:00~

『元気が出るはなし~運動・食事・サプリメントなどなど~』と題しまして講師 山本泰久が公演しました。

「日ごろから良い生活習慣を心がけ、肉体的な年齢を若く保とう。老化は誰にとっても避けることはできない。しかし毎日の生活習慣に気をつけることで、老化のスピードを遅らせることができる。食事は野菜を多く取り、魚を週2回、肉を週1回食べることで4歳若くなる。タバコを一日20本吸うと8歳老いる。また、ストレスが続くと5~10歳老化。適正な睡眠時間(女性7時間,男性8時間)や、血圧を低く保つことなども若さの秘けつ。少しずつの積み重ねで元気に長生きしよう。」と呼びかけた。
(山陽新聞 2004.7.3朝刊から)